サンバ楽器の紹介② スルド

スルド20" 趣味

ちょっと時間が空いてしまいましたが、今回は「スルド」という楽器です。「Surdo」です。

ドラムセットでいうと、「バスドラム」のような役割になります。この「スルド」がバテリアの中では「リズムの要」になる楽器です。
いわゆる大太鼓ですが、この「スルド」がしっかりしていないと、あのサンバのグルーブが出せません。とても重要なんです。

叩き方としては、右手に「マレット(マセッタ)」、左手は手のひらを使います。基本は右で叩いて左でミュートする感じです。
通常はサイズ違いのスルド2台(第一スルド、第二スルド)でリズムを出します。「ドン・パン」って感じです。サンバって2拍子なんですよ。知ってました?
もう一台、第三スルドを使うこともあります。第三スルドは装飾音的な役割が多いかなぁと思います。
このスルドの「ドン・パン」だけで、すごいノリノリになっちゃいます。腹にズンズン響くのがたまりませんね~

マレット

ちなみに、このマレットですが、普通は楽器屋さんで購入するんだろうと思いますが、前にブラジルの方と話をしたとき、手作りすることが多いんだそうです(このマレットも自分たちで修理したり、作ったりしたものもありますよ)

作り方はすごく簡単で、こんな感じ(笑)
 ・木の棒、綿、靴下(などの布)、タコ糸、ビニールテープを準備
 ・靴下(布)に綿を詰めてカチカチにする
 ・途中で木の棒を真ん中に突っ込みましょう
 ・最後にタコ糸でグルグル巻きにして固定し、ビニールテープで
  グルグルにする

大きくて目立つ楽器で、とにかくリズムをキープというちょっと地味目な役割ですが、ぜひ、注目して見てみてください!

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